女系天皇は誰が決めるべきかについて

こういうのって、あまり世間で論争すべきでないと思うのよ。決めるべきは、国民ではなく、政府でもなく、天皇家であるべき。そもそも、国民も、政府も宮内庁も、天皇一族の人格を無視しずぎじゃないか。。。と思うわけです。

象徴天皇制において、天皇家、皇族は、自らが市民としての権利を有していないということはないはず。皇族は市民でない、のではなく、民間の庶民ではないだけ*1。国家のシンボルとしての仕事を、宣言において、人間として、自由意志でしているというのが原則であるはず。でないならば、自由意志を有する者としての本来の意味での「人間」宣言は虚構になってしまう。

そういうなかで、天皇家は、自らのファミリーについては、国家権力とは独立した形で自分たちの権利として跡継ぎを決め、そして、その上で国家シンボルとしての仕事を一定の報酬の元に行うというのが本筋ではないだろうか。

一歩進めて、私人としての政治的な発言を行う自由もあるし、よその立憲君主制なんかじゃ、もともと人間なんだからそういうことはアフリカやヨーロッパではよくあること。なんちゃって。自分で独立国家をつくると宣言しても私は賛成ですね。その場合は国境のないソフトな「国家」の概念だったら安全ですね。でない場合は、土地を買ったり寄付してもらって、国内法に則った、会社法人か宗教法人になるとか。趣味に応じて、なんちゃって。

*1:各国の軍隊やら自衛隊や警官と対比して、「民間人」という言い方をするけど、公務上の武装組織の構成員も個人の資格は市民でしょ。